第二回イタリアロゼワインコンクールが5月に開催
しばしば赤ワインと白ワインの“ブレンド”と誤解され、過小評価されているロゼワイン。実際は黒ブドウをつかい、果皮と果汁をつけこんで美しいロゼの色を出すという歴史ある洗練された醸造技術でつくられている。
しばしば赤ワインと白ワインの“ブレンド”と誤解され、過小評価されているロゼワイン。実際は黒ブドウをつかい、果皮と果汁をつけこんで美しいロゼの色を出すという歴史ある洗練された醸造技術でつくられている。
ワイン観光が人気だ。イタリアだけで、毎年5百万人が訪れ、その売上は40~50億ユーロに上る。しかしそれでもまだまだできることは多いのだという。イタリアのワイン観光におけるパイオニアのひとり、ミラノのボッコーニ商業大学で観光についてのマスターコースで教鞭をとるマグダ・アントニオーリ・コリリャーノさんは、プーリアで開催されたバーリ大学におけるコンベンションでいくつかの提案を行った。プーリア州は先日、アメリカの人気ワイン誌Wine Entusiastの『10 Best Wine Travel Destination(世界のワイン観光地トップ10』で唯一イタリアから選ばれた地域である。
イタリア初のロゼワインコンクール“Concorso Nazionale dei Vini Rosati d’Italia”がプーリア州で開催、各賞の授賞式が行われた。
イタリアにおけるロゼワイン市場が近年活気づいている。ロゼワインの2010年生産量は2009年と比較して10%増加しており、特に過去2年間の傾向としてIGTやスプマンテ向けのものが増えている。逆にDOC向けのロゼは減少した。
ロゼワインの人気が世界で高まっている。過去8年間で消費量は17%増え、2010年は2,240万ヘクトリットルに達した。イタリアはフランスに続き、ロゼワインの生産量、額ともに世界第二位となっている。この傾向を受け、プーリア州はイタリア農林政策省の後援で、ロゼワインに特化した初のコンクール『Concorso enologico nazionale dei vini rosati d’Italia(イタリアロゼワインコンクール)』の開催を決定した。
ロゼワインの人気はイタリアのみならず世界中で高まっているが、今回プーリア州が第1回イタリアロゼワインコンクールを開催することが決定した。
このコンクールはAssoenologi(ワイン醸造専門技術者協会)、Accademia italiana della Vite e del Vino(イタリアブドウ・ワインアカデミー)、Unioncamere(イタリア商工会議所)と協同で開かれるこのコンクールの目的は、イタリアで伝統的に生産されているロゼワインというカテゴリーにおいて、素晴らしいワインに評価を与えていくことにある。実際、ヨーロッパ圏内ではロゼワインの75%を生産しており、イタリアにおける生産量は450万ヘクトリットルで、フランスに続き2位となっている。
プーリア州のステファーノ評議員は「今回初めてロゼワインに特化したコンクールを考案・企画できたことを誇らしく思っている。ロゼワインはこれまで多くの称賛を受けており、今後国内外でプーリア州の、イタリアのロゼワインを主役にしていきたい。」と語った。
Source : teleradioerre
先日、DOC Siciliaを承認したばかりの国立ワイン委員会が、新たに数個の原産地呼称を承認した。
サルデーニャ州には、カリャリ県、カルボーニア=イグレージアス県、メディオ・カンピダーノ県、オリスターノ県で生産される新しいDOC『Cagliari(カリャリ)』が承認されたほか、現行のDOC『Cannonau di Sardegna』、『Nuragus di Caligari』、IGTの『Isola dei Nuraghi』の規定が修正される。
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