2013 年 10 月 29 日

2013年、世界のイタリアワインの売上が50億ユーロを突破

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Italiano: Annate storiche di vino Barolo press...

Italiano: Annate storiche di vino Barolo presso l’Enoteca Regionale del Barolo nel comune omonimo (CN) (Photo credit: Wikipedia)

イタリアワインの世界における売上が初めて50億ユーロ(約6,700億円)を越えた。海外での売上は前年比で9%上昇している。これはイタリア最大の農業団体Coldirettiが、今年1月から7月までのワインの売上に関するISTAT(イタリア国立統計研究所)の統計データをまとめたもの。

Coldirettiによると、売上が最も好調だったのがスプマンテで18%の伸びを見せており、シャンパン市場に食い込む形となっている。イタリアワインの売上額が最も多かったのはアメリカ市場で売上は10%増、そして9%増のドイツが続いた。また10%の伸びはロシアでも見られたほか、オーストラリアでは前年同期比23%増となっている。現在オーストラリアはヨーロッパ圏外の国としてはワイン輸出国トップであり、世界と比べてもフランス、イタリア、スペインに続くワイン輸出国4位の国。このオーストラリアでイタリアワインの売上の大きな伸びをしめすこのデータは重要だ。アジア市場でも売上は伸びている。アジア全体の売上は3%増、なかでもワイン消費が大きく伸び続けている中国では6%増となっている。

Coldirettiによると、アメリカ市場で人気があるのはキアンティ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、ピノ・グリージョ、バローロ、プロセッコ、アメリカとドイツで共通して人気なのがアマローネとコッリオだ。一方ロシアでは、キアンティ、バローロ、アスティ、モスカートダスティ、イギリスではプロセッコ、キアンティ、バローロの売上が大きい。しかし一般的にイタリア国内外で需要が増えているのが土着品種のワインで、ペコリーノは24%増、ピニョレットは14%増、ファランギーナやネグロアマーロも約10%増加している。

近年のグローバル化の中、イタリア国内では地元のワインに注目し購入する人が増えており、ほぼ全州でこの傾向が見られる。生産地とワインの繋がり、消費傾向もあるが、Coldirettiによると特にここ数年続いている不況の中、地元経済を支えようと地元のワインを購入する人が増えているという。

イタリアの北から南までの地域別にみると、ヴェネト州ではカベルネやメルロー、エミリア・ロマーニャ州ではランブルスコが一番人気で、サンジョヴェーゼ、ピニョレットがそれに続く。マルケ州ではヴェルディッキオを筆頭に土着品種のパッセリーナが好まれている。またアブルッツォ州でも地元のワインが人気で、モンテプルチャーノ、トレッビアーノ、ペコリーノがトップ。カンパニア州で特に人気なのはソロパカとアリアニコ、プーリャ州ではプリミティーヴォ、ネグロアマーロのほかサンジョヴェーゼも支持されている。サルデーニャ州ではカンノナウ、ヴェルメンティーノ、モニカ・ディ・サルデーニャが多く飲まれている。

このように地元のワインを下支えしようとする動きからくる需要により、知識やテイスティング、購入の機会を促進しようと、州レベルで行う活動、イベントが増えてきている。現在イタリアのワイナリーの多くが、定期的もしくは特別な機会を設けて、一般の訪問客にワイナリーを開放し、畑やセラーにおける生産方法など、ワインに関する知識をより深めてもらう活動を行っている。

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