2008 年 5 月 5 日

ワインの市場シェア回復を目指し、EUが市場制度改革案を採択。

Filed under: その他,海外 — vinovinovino.com @ 4:51 PM

欧州連合(EU)の閣僚理事会は4月29日、加盟国農相が昨年12月に政治的合意に達した、ワインの共通市場制度の抜本改革(案)を 正式に採択した。同改革は、ワイン市場に均衡をもたらし、不経済で費用のかかる市場介入措置を段階的に撤廃し、欧州のワインの競争力を高めるような、より前向きで積極的な措置に予算を割り当てることを可能にする。また、競争力に劣る生産者がこの部門からより容易に撤退できるようにし、競争力の低い余剰ワインを市場から取り除くために、生産者が任意で参加できる3カ年の抜根計画が含まれているため、ワイン部門の迅速な再編にもつながる。余剰ワインの買い上げ・蒸留による産業用アルコールへの転用や飲用アルコールの蒸留のための補助金は段階的に撤廃され、その分の資金を国別の財政割り当てを通じ、第三国(非EU諸国)におけるEU産ワインの振興、イノベーション、ブドウ園や貯蔵所の転換や近代化等の措置に利用できるようになる。同改革により、ワイン生産地域における環境保護が保障され、伝統的ですでに確立されている品質政策が守られ、表示に関する規則が簡略化されるため、生産者、消費者共に利益を得る。また、非常に制限の多い現行の栽培権制度は、EUレベルで2016年1月1日以降廃止される。今後、欧州委員会は、同改革の2008年8月1日の発効を目指し、詳細な実施規則の採択手続きを開始する。

※駐日欧州委員会代表部サイトより一部引用

vino_smily 改正案の中には、ラベル表示の規制の改善がもりこまれており、表記が簡略化されます。これにより地理的表示のないEU産ワイン(いわゆるテーブルワイン)にもラベルにブドウの品種と収穫年を表示することが認められることになります。北部ヨーロッパなどで認められている補糖に関しては、引き続き行われますが、そのレベルは低減されます。また、現行の栽培権制度は2015年まで維持され、2016年1月1日からは廃止されますが、国内レベルでは2018年まで継続されます。

 

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