2008 年 5 月 14 日

50年後のワイン市場はこうなる?

Filed under: その他,海外 — vinovinovino.com @ 9:12 AM

イギリスで300年以上の歴史を誇る老舗のワイン商Berry Bros. & Ruddが最新のレポートを公開した。これによると、2058年には中国がワイン生産国のトップに立ち、また気候の変化により、ワインの生産地域はより適した土地へと移動する。またこれから50年後には『ブランド』がさらに重要視され、ワインは消費者の好みや要求に合わせたものがつくられるだろうとしている。

『フランス、イタリア、スペイン、アメリカ、オーストラリアに次ぎ、既に現在第6の生産国となっている中国が、生産力で他国を追い越すのみならず、品質の面でもボルドーなどに匹敵するワインを生産できる可能性を十分に秘めている。中国には、高品質のワインを造ることのできる良い畑があり、また気候的にも恵まれている。足りないものは、経験と技術面での知識だが、これも時間とともに解決できるだろう。これに対し、オーストラリアは非常に暑く、乾燥した気候となるため、低価格ワインはなくなると思われるが、品質と土地の特徴を生かした新しいワインがつくられるだろう。』

驚くのはまだ早い。地球温暖化の影響で、新しいワイン地図は東ヨーロッパ(ウクライナ、モルドバ、クロアチア、スロヴェニア、ポーランド)やイギリス、カナダへ移行すると考えられている。

『ワインの勢力図が塗りかえられるのみならず、ワインそのものに対する消費者の向き合い方も変わってくると思われる。2058年には“ブランド”が物を言うようになり、ブドウの品種やワインの生産地などは二の次になるだろう。言ってみれば、コカコーラやファンタといった感覚になり、知名度や商品イメージが大事になってくる。このため厳しい気象条件にも耐え、新しい味をワインに与えるブドウの遺伝子レベルでの改良が行われ、また生産者は消費者のニーズに合わせるため、人工的にアロマを加えたりすることにもなるだろう。そして、品質と個性を重視して作られたワインは非常に高価となり、手に入れるのが難しくなるかもしれない。』

また同レポートは、ワインボトルに関して、2058年、“高価で環境にやさしくない”ガラスのボトルはなくなり、代わって軽く、リサイクルが容易な物質でできたボトルが登場するだろう、と述べている。

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