ロバート・パーカーも低価格ワインを楽しんでいる?
ワインの世界的権威ロバート・パーカーが、他のワインと同じように15ドル程度の低価格ワインも楽しんで飲んでいると語った。
現在、フード&ワインツアーの一環で東京にいるパーカー氏は、ワインの本当の市場は多くの消費者が求める低価格ワイン市場だとも述べた。同氏はロイターに『真の市場は高すぎないワインであるボジョレー・ヌーヴォーで、そこに消費者がいる』と語った。実際、日本や中国では、ボジョレー・ヌーヴォーは毎年変わらない人気だ。
またパーカー氏は自身についても述べた。『多くの人々は、私をあたかもワイン界の巨人であるかのようなイメージを持っていますが、そうではありません。私は単なるワイン愛好家の一人なのです。私を実際に見てもらえればそれをわかっていただけるでしょう。私も多くの人と同じように15~20ドルの価格帯のワインを楽しんで飲んでいます。』
しかし、このパーカー氏の発言とは対照的に、東京で行われるホテルディナーは1人あたり315,000円と非常に高額だ。また提供されるワインも1990年のシャトー・ペトリュス(1本49万円)を始め、1948年のドワジー・デーヌ(1本59,000円)、2000年のシュヴァル・ブラン(1本14万円)と錚錚たるセレクション。
The Wine Advocateの広報担当によると、パーカー氏の次の訪問先は、上海、北京、ソウルとなっている。