2009 年 4 月 14 日

アブルッツォ:地震がワイン産業にあたえる影響

Filed under: アブルッツォ — vinovinovino.com @ 6:31 PM

アブルッツォ州を襲った地震で、290人以上が犠牲となり、3万人以上が家を失った。ここでアブルッツォ州のワイン産業がどうなっているのかと考えを及ぼすのは些細なことに思われるかもしれない。しかしこの大惨事が、近年非常に好調だったアブルッツォのワイン産業の将来にどのような影響を及ぼしたのかを問うことは重要だ。

震源地はアブルッツォ州の州都ラクイラ周辺。ラクイラはアブルッツォの主要なブドウ畑が多く存在する地域の西に位置している。このため今のところ、ワイナリーやブドウ畑の損害はそれほど大きくないとみられているが、ラクイラ近郊に位置するカタルディ・マドンナ(Cataldi Madonna)やモンテプルチャーノ・ダブルッツォのトップワイナリーであるヴァッレ・レアーレ(Valle Reale)は少なくとも建物に被害を受けた。カタルディ・マドンナは一部のワインを失った。

実質的なワイナリーの損害は小さかった一方で、アブルッツォ州のワインビジネスが受ける影響は大きくなることが予想されている。

同州の有名ワイナリーのひとつであるイッルミナーティ(Illuminati)のステファノ・イッルミナーティ氏によると、アブルッツォの生産者たちは10~50%を地元で販売しているという。地元のワインショップ、ワインバー、レストランだけでなく、観光産業にむけた販売も大きい。

イッルミナーティ氏は、今回の地震で多くの店やレストランが破壊されたほか、残った店も観光による収入が見込めないため閉めるところもでてくるだろうと語った。また同氏はこれらのことを鑑みると、今回の地震がワインビジネスに与えた影響は壊滅的だと述べた。

(The New York Timesより)

 

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