ワインラベルにアレルギー表示制度導入か?
ブドウ品種、原産地、収穫年の表記だけではもはや十分ではない・・・世界保健機構(WHO)や消費者からの要望にこたえるため、近い将来、ワインラベルに更なる情報の表記が必要となるかもしれない。これは世界的にアレルギー疾患や食品過敏症をもつ人が増えているためである。
それでは、ワインラベルも薬の説明書のようなものになるのであろうか?国際ブドウ・ワイン機構(International Organisation of Vine and Wine)会長アルベルト・ベルテッリ氏に聞いた。
『2009年6月1日から、アレルギーを引き起こす可能性のある商品は、それをラベルに表記することが義務付けられることが予定されています。確かに情報公開は正しいことですが、WHOが提示しているようなアレルギーなどの可能性を記した長いリストをつくれば、現在1枚であるラベルが8枚分にもなる可能性があるのです。個人的な意見を言わせてもらえば、そのような可能性を確認するには何が良くて何がだめなのかを、まず医者に問い合わせることだと思います。ワインラベルは医者の代わりになるものではないのですから。』