2008 年 5 月 5 日

『天使のようなグラッパ職人』ロマーノ・レヴィ氏が逝去。

Filed under: その他,ピエモンテ — vinovinovino.com @ 10:09 AM

ロマーノ・レヴィ『天使のようなグラッパ職人』として世界中に知られていたロマーノ・レヴィ氏(写真)が亡くなった。5月1日午後10:30頃、姉リディアが入院している病室の椅子に腰かけたままで、ロマーノ氏を見た医師はまだ眠っているのだろうと思ったほど安らかな様子だったという。

クーネオ県ネイヴェにある彼の蒸留所兼自宅には、世界から多くの観光客のほかにも、マルチェロ・マストロヤンニ、アンドレア・ボッチェッリを始めとする著名人も多く訪れた。

グラッパのボトルのラベルは一つ一つ、レヴィ氏が手書きでデザインしていたことで有名だ。そのなかでも特に貴重なのが、『Donna Selvatica(ドンナ・セルヴァティカ)』を描いたボトルである。彼のグラッパは、前年のブドウの房や種といった残りを乾燥させたものを燃料とし、 銅製の蒸留器に直接火をあてるという昔ながらの製法で造られた。

ロマーノは1928年に生まれた。彼の父親が1928年に興した蒸留所で17歳のときに蒸留酒づくりを始めたが、彼の父セラフィーノは1933年に若くして亡くなったため、母親が会社を切り盛りしていた。そして1945年、ロマーノと姉リディアがその経営を受け継ぎ、多くの人に愛されるグラッパを造りつづけてきた。

彼の芸術ともいえるラベルのひとつには、イタリアの作家クレシェンツォのある一節が引用されている。

『私たちは片方の羽しかもっていない天使だ。だが、もう一人の天使と一緒であれば空を飛ぶことができる。』

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