2009 年 9 月 7 日

ワイン醸造専門技術者協会による2009年収穫予測

2009年の収穫は量でみると2008年と同様だが、品質の面では前年を上回るとみられている。しかし経済危機の影響で、ワインの価格は15~20%下落するかもしれない。これはAssoenologi(ワイン醸造専門技術者協会)が発表した最新のデータである。

Assoenologiによる評価
収穫量
2009年のワインとモストの生産量は4,630万ヘクトリットルが見込まれており、これは2008年とほぼ同じ量である(2004~2008年までの5年間平均は4,840万ヘクトリットル)、1999~2008年までの10年間平均は4,950万ヘクトリットル)。イタリアは縦に二つにわけることができる。ティレニア海側の西部での生産量は2008年と比べ+5~10%上昇と同様の水準を維持するとみられている一方、アドリア海側の東部では-5~10%の減少が予測されている。

品質
異常気象の影響で、同じ州であっても地域によって品質に大きな差が出ているが、8月28日の時点では総体的にみて品質は非常に良いという見通しだ。ここ数日のように高気温が続けば、生産量においても品質においても大きな影響がでるとみられるが、逆に9月中に気温が平均にまで下がり、適度な降雨と夜の間の温度が適当であれば、品質面はかなり期待できるとみられる。

収穫時期
早熟の品種(シャルドネ、ピノ、ソーヴィニョン)はフランチャコルタで8月5日から、トスカーナ州で8月20日から、プーリア州で8月6日から、シチリア州で8月3日から収穫が始まった。収穫のピークは9月後半とみられている。多くの地域では9月中に収穫が終わるとみられている。ヴェローナのラボーゾやカベルネ、トスカーナのプティ・ヴェルドーやサンジョヴェーゼは10月中旬までに、またヴァルテッリーナやアヴェッリーノではネッビオーロやアリアニコの最後の収穫が11月初旬に終わるとみられている。

2009年収穫(州別)
2009年に生産が伸びた国はピエモンテ州、カンパーニャ州、サルデーニャ州だった。一方生産が減少したのはマルケ州、アブルッツォ州、プーリア州であった。ヴェネト州は812万ヘクトリットルとなり、3年連続でイタリア一の生産量を記録した。続いてエミリア・ロマーニャ州(666万ヘクトリットル)、プーリア州(625ヘクトリットル)、シチリア州(618ヘクトリットル)となっている。これら4つの州だけで国内生産の60%を占める。以下はAssoenologiが出した2009年の州別生産予測である。

2009年州別生産統計予測(カッコ内は2008年との比較)
ピエモンテ州:2,730,000 (+10%)
ロンバルディア州:1,190,000 (-5%)
トレンティーノ=アルト・アディジェ州:1,200,000 (+5%)
ヴェネト州:8,120,000 (=)
フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州:970,000 (-5%)
エミリア・ロマーニャ州:6,660,000 (+5%)
トスカーナ州:2,940,000 (+5%)
マルケ州:830,000 (-5%)
ラツィオ州:1,890,000 (+5%)
アブルッツォ州:2,750,000 (-10%)
カンパーニャ州:1,950,000 (+10%)
プーリア州:6,250,000 (-10%)
シチリア州:6,180,000 (=)
サルデーニャ州:640,000 (+10%)
その他(ヴァッレ・ダオスタ州、ウンブリア州、バジリカータ州、カラブリア州):2,000,000 (+5%)
合計:46,300,000
データ提供: Assoenologi – www.assoenologi.it

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