北京オリンピックのオフィシャルワイン。
北京オリンピックの公式ワインが発表された。この『シャトー・グレート・ウォール』は2008本の限定生産で、価格は1本2,000ユーロ(約33万円)以上といわれている。
ボトルデザインは、イタリアの自動車メーカーFIATや、コーヒーブランドIlly、リキュールのMARTINIなど数々のトップブランドのロゴやパッケージデザインを手がけるイタリアのデザイン会社“RobilantAssociati”によるもの。北京のオリンピックスタジアム、通称Bird’s Nest(鳥の巣)にインスピレーションを受けてデザインされたこのボトルには、その外観と同じく網の目のような切り込みが施されている。
東洋の美とイタリアのセンスの見事な調和に加え、さらにその素材も非常に特徴的だ。ボトルは4つの吹きガラスのパーツで構成されている。これはヴェネツィアンガラスの伝統ある老舗Venini社のガラス職人がひとつひとつ丁寧に作りこんだものである。
中国の大手食品メーカーCOFCOが発売するこのワインは、22ヶ月間熟成させた赤ワインで、中国北部でつくられたなかから厳選されたカベルネ・ソーヴィニョンがつかわれている。
シャトー・グレート・ウォールは高級なワインというだけでなく、特に中国の歴史に刻まれるこのスポーツの祭典のシンボルでもある。