2010 年 1 月 11 日

赤ワインに含まれるポリフェノール効果、科学的にも証明される。

Filed under: 研究 — vinovinovino.com @ 12:07 PM

フランスの研究グループが、エストロゲン受容体の仲介によって、赤ワイン中に含まれているポリフェノールが動脈の血管壁細胞に働きかけ、血管を拡張させる一酸化窒素の生成を促進するという分子レベルでのメカニズムを発見した。いわゆる“フレンチ・パラドックス(フランスの逆説:フランスでは肉の消費量が多く高脂肪食が多いにもかかわらず、心臓の動脈硬化性疾患による死亡率が欧州で最下位であるのは赤ワインの消費量が多いことが理由だと言われる)”と呼ばれる統計的事実だけでなく、科学的にもこの効果が証明されることとなった。これまでにも一酸化窒素が赤ワイン効果の“主役”であることは特定されていたが、それがどのように生成されるのかまではわかっていなかった。

フランス国立保健研究機関(INSERM)の研究グループが、ルイ・パスツール大学とポール・サバティエ大学と共同で行った最新の研究によると、鍵は一酸化窒素の生成を活性化させるポリフェノールの分子とつながっている血管壁細胞のエストロゲン受容体だった。エストロゲンの分泌が多い更年期前の女性には心臓疾患のリスクが少ないことから、エストロゲン受容体が着目された。研究グループは、そのメカニズムを検証するためにいくつかのマウスによる実験を行ったところ、乳癌治療薬として用いられ、一酸化窒素生成を抑制しエストロゲン受容体を遮断する作用のあるフルベストラントを投与したマウスでは、動脈の拡張が抑制されることが分かった。

これらの研究結果をまとめた論文は、オンラインのオープンアクセス科学専門誌Plos Oneに掲載されている。

オリジナルの論文はこちらから。

Source : Adnkronos

 , , ,

コメントをどうぞ

認証用の文字が見づらい場合は、右のボタンを押し、再読み込みしてください。
*

Spam Protection by WP-SpamFree


Produced by ©Alphanet s.r.l.