アルトアディジェのブドウ栽培:より標高の高い場所へ
近年、アルトアディジェのワイン生産者たちはビオディナミ製法を取り入れているところが多く、また地球温暖化の影響を避けるため、より高い場所で栽培を行おうとしている。
サンフランシスコで行われたアルトアディジェワインのテイスティングイベントで、400年以上にわたってビオディナミを実践しているワイナリーManincorオーナーのMichael Goëss-Enzenberg伯爵は、アルトアディジェの幾人かの生産者は温暖化のため、より高い位置にブドウを植樹、もしくは植樹しようと考えていると述べた。「ほとんどすべての生産者が標高425~550mもしくはそれ以上の位置で栽培を行いたいと考えている。」
現在アルトアディジェにあるブドウ畑は標高約200~990mの間に位置している。ブドウ栽培家たちはこの標高の開きがミクロクリマに大きな違いを与えると語る。Alois Lagederでセールス・マーケティングを担当するUrs Vetter氏は、地球温暖化に対処するための戦略としてもビオディナミ製法は有効だという。近年ブドウの生長サイクルが早まっているため、糖度が低く酸度が高い状態で熟すブドウを育てるほうが良いという。Alois Lagederはまだ再植樹するための場所を確定していないが、現在所有するブドウのうち20%はすでに高い場所に植えられているという。
「現在我々は、気候の変化がどのような影響をもたらすのかを学ぶための初期段階にある。地球温暖化が進めば、我々は寒冷地域で育つブドウを温暖地域で育つブドウに植え替えることになるだろう。」とVetter氏は語る。
Goëss-Enzenberg伯爵は、同ワイナリーですでにブレンド用としてスペインの土着品種であるテンプラニーヨを栽培しているとも語った。「このブドウをアルトアディジェで栽培することは非常に奇妙なことに思われるだろうが、暖かい気候で育つブドウであるため、すでにブレンド用に利用している。」
Source : Decanter
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