2008 年 9 月 8 日

ワイン格付けの新規定にイタリアワイン協会が警鐘

Filed under: その他 — vinovinovino.com @ 10:43 AM

今、イタリアワインの格付けが危機にある。DOCG、DOC、IGTといった格付けをなくし、食材の格付けDOPとIGP規定に統合するという欧州連合の新しい原産地呼称の格付け規定は、イタリアの農業部門を牽引しているワイン部門を危険にさらすものである。

これはイタリア・エコロジー協会(Legambiente)が警告したもので、同協会は欧州連合とイタリア農林政策省へ新規定制定の理由を求めるため、イタリア国内の州評議会議員に文書を送付した。

Legambienteによると、イタリアにおけるワイン作りに関わる作業員の数は非常に多く、ヨーロッパ全体の40%を占めるという。国内には70万ヘクタールのブドウ畑があり、総額90憶ユーロにも上る5,000万ヘクトリットルのワインが生産されている。Legambiente副会長セバスティアーノ・ヴェンネーリ氏は『これらは何世紀にもわたって築き上げられた、文化的にも経済的にも大きな財産なのです。新規定は伝統の“財産”を壊滅させる恐れがあるといっても過言ではありません。』と語った。

2009年8月1日からの施行が予定されている新規定は、DOPとIGPのみのカテゴリーにわけることを義務付けている。『例をあげれば、モンタルチーノでは“ブルネッロDOP”が誕生し、ロッソ・ディ・モンタルチーノDOC、サンタンティモDOC、モスカデッロ・ディ・モンタルチーノDOCがなくなるということです。ヴェネトでは、バルドリーノ・スーペリオーレ、メルラーナ、ビアンコ・ディ・クストーザ、レチョート・ディ・ソアヴェ、ソアヴェ・スーペリオーレ、ヴィチェンツァといった名称がすべてなくなり、それに代わる新しい名称がつくられるということなのです。原産地に関する地域を混同することは、固有性の崩壊をもたらします。絶対に避けるべきことです。このため、我々は関連機関に新規定の施行をずらすよう強く要請し、また現在予定されている新規定に変わる新しい政策を詳細に検討してもらうよう欧州連合に求めます。』とヴェンネーリ氏は付け加えた。

また、イタリアワイン協会“チッタ・デル・ヴィーノ(Città del Vino)”会長ヴァレンティーノ・ヴァレンティーニ氏は、新規定がワイン界全体に大きな打撃を与える危険性があることを強調した。

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