【フランス】ボルドーとブルゴーニュの全く異なる戦略とは。
フランスを代表する有名ワイン生産地ボルドーとブルゴーニュ。この世界的に重要な2大生産地は、それぞれ全く異なる方向性から、近年の危機的状況に立ち向かおうとしている。
ボルドーでは、低価格のボルドーワインを生産しているシャトーの数を徹底的に削減するプランを打ち出された。このプランは、現在フランスで2ユーロ以下で販売されている低価格ワイン110万ヘクトリットル分を減らしつつ、全生産量を増やすことを盛り込んでいる。またブドウ畑の抜根やワイン生産を止める生産者へは財政支援が行われる。ボルドーを代表するワインを生産している生産者のもとへは、さらにその品質を向上させるため、新たに醸造専門家などを送り込む。このプラン通りにいけば、ボルドーの生産者数は26%、ブドウ畑面積は7%が削減されることになる。同時に収益率の高い地域におけるワイン生産量は増加、簡素化されたラベリングシステムは消費者がワインを購入するときに分かりやすいもになるとしている。この戦略で、ボルドー界は現行の収益約35億ユーロを2020年までに45億ユーロまでに引き上げることを見込んでいる。
一方ブルゴーニュにおける戦略は全く異なる。7月初旬、フランス原産地呼称委員会(INAO:Institut National des Appellations d’Origine)は、新しい原産地統制呼称(AOC)2種類を認可した。これによりブルゴーニュは世界で最も認証の多い地域となった。ブルゴーニュの生産者らはこれら2つの新しいAOCが、低価格のワインの売り上げを押し上げることを期待している。新AOCコトー・ブルギニヨンは、AOCブルゴーニュのさらに下、ブルゴーニュの品質ピラミッドの基底となる位置づけで、ブルゴーニュ地方で生産される低価格ワインがこのカテゴリーに属することになる。 一方新AOCコート・ドールは、コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌの間に位置する。ブルゴーニュでも重要なこれら二つの地域で作られている低価格帯のワインはこの新AOCに属することになる。これによりこれらのワインに標準品質を保証し、よりお手頃な価格のワインを消費者に提供したい考えだ。
Source: WineNews
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