2011 年 1 月 24 日

Winesave:飲みきれなかったワインも数週間保存可能に。

Filed under: その他,海外 — vinovinovino.com @ 1:11 PM

Winesave6,500年を超えるワイン生産の歴史の中で、一度開けたワインを劣化から防ぐことは不変の課題だった。だが、その解決法は我々の目の前にあった。それはアルゴンを呼ばれる不活性ガスだ。

レストランやバーなどには、ワインを保存するために高価なワインディスペンサーを設置しているが、家庭ではそういった方法がなかった。だがオーストラリアの会社Vinotechが革新的な商品を開発。Winesaveと呼ばれるこの商品は、水筒のようなボトルに食品の品質を保つガスが入っている。

一度開けたワインの大敵は酸素に触れること。一度酸素に触れるとそのあとは劣化してしまう。古代ローマ人が決定的な抗酸化物質として二酸化硫黄を発見してから、ワイン生産者はいつでもこの問題と闘ってきた。

多くのワインマーケティング担当者が認識しているように、消費者はレストランやワインバーなどでは好奇心や冒険心が強くなり、何か新しいものを試そうという気が高まる。多くの場合グラスワインでオーダーするようだ。実際グラスワインや試飲のためのワインを提供するのは、ワインサービスや消費パターンを変えてきている。消費者にワインの幅広い選択肢を与え、料理に合うワインを発見してもらい、ワインと料理を楽しんでもらうための相乗効果を狙っている。

いくつかのレストランやワインバー、ホテルなどでは、アルゴンガスを注入できるEnomaticのような大型機器を導入しているところがある。アルゴンガスは無色、無臭、無味のガスで、ワインのクオリティを3週間以上保つ。

しかし、多くのレストランやワインバーではこの高額な機器設置にかかる費用捻出に四苦八苦している。だが、Winesaveはこのアルゴンガスを非常に安価なボトルに蓄え、ワインを保つ効果を発揮する。

アルゴンの非常に優れた点は、何とも結合しないことである。他の成分と結合することに完全に抵抗する原子なのである。空気よりも2.5倍重いため、下にさがりながらボトルのなかの酸素を押しのけ、ワインと空気の間にバリアを形成するのである。

一度開けたボトルにWinesaveのガスを注入し、直立状態で涼しいところに保管すれば、ワインは数週間から数カ月保存可能だ。

異なるブドウ品種、種類、ヴィンテージなど様々な種類のワインにWinesaveを用い、数カ月間試したところ、どのワインも劣化することはなかった。試したワインは、若くて比較的劣化しやすい香りの高い白ワインから、完全に熟成したヴィンテージの赤ワインまで、また中には1977年ヴィンテージのポートワインもあった。数回開けて閉めるを繰り返しても、全てが完全な状態で、2カ月以上保存できた。中には向上が見られたものもあった。

過去にもワインを保存するための多くの商品が登場し、それなりの成功をおさめたものもある。最もポピュラーなのはボトルから空気を抜くVACUVINだろう。しかし業界では、手動のポンプでは真空にする正確な圧力を計ることはできず、望ましい香りや風味をワインから奪ってしまうと言われている。

Winesaveを使うことで、全部飲んでしまわないといけないというプレッシャーを感じることなく、一度開けたワインも数週間保存ができる。これは家庭で気軽にグラス一杯だけワインを楽しみたいときなどにも大きな効果を発揮するといういえるだろう。

Winesave一つ当たりの価格はオーストラリアで28豪ドル、シンガポールで35シンガポールドル、イギリスで19.95ポンドとなっている。

Source, Photo : Decanter

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