2012 年 4 月 11 日

赤ワインなどに含まれる物質、肥満抑制に効果?

Filed under: 研究 — vinovinovino.com @ 10:37 AM
A glass of red wine. Photo taken in Montreal C...

A glass of red wine. Photo taken in Montreal Canada (Photo credit: Wikipedia)

赤ワインやブドウ、またいくつかの果物に含まれる物質が、細胞過程で脂肪細胞の生成を防ぐ役割があることがわかった。

がんや心臓病、神経疾患などに効果があるとみられるレスベラトロールと構造が似ているこの物質“ピセアタンノール”は肥満への重要な対抗手段になるかもしれない。この研究結果は先週発売のJournal of Biological Chemistry誌に掲載された。

パデュー大学食品科学科助教授のKee-Hong Kim助教授は「ピセアタンノールは遺伝子発現、遺伝子機能、脂質生成段階(未熟脂肪細胞が成熟脂肪細胞へと変化するプロセスの初期段階)のインスリン作用のタイミングを変える働きがある。ピセアタンノールには、脂質生成の遅延効果、完全な抑制効果が見られる。」と語る。

10日間を超える期間に、脂肪前駆細胞(Preadipocyte)と呼ばれる未発達の脂肪細胞は、いくつかの段階を経て成熟脂肪細胞となる。「これらの前駆細胞は脂質を蓄積することなく脂肪細胞になる可能性がある。私たちは脂質生成段階が、脂肪細胞の蓄積を遅らせたり、予防に効果のある重要な分子標的治療になりえると考えている。うまくいけば、体脂肪への効果も期待できる。」とKim助教授は言う。

ピセアタンノールは、細胞周期を制御し、脂肪細胞形成のさらなる段階へと実行する遺伝子を活性化するインスリンの機能をブロックし、脂質生成の第一段階で未熟脂肪細胞のインスリン受容体に結合する。

ピセアタンノールはKim助教授が研究している健康効果のある可能性がある合成物のなかの一つで、いくつかの赤ブドウの種や果皮、ブルーベリー、パッションフルーツなどいくつかの果物に含まれている。

Kim氏は、細胞培養系に基づいた今回の発見を、動物実験で確かなものにしたいと考えている。今後ピセアタンノールの分解を防ぐ方法を確立できれば、脂質生成や体脂肪増加を抑制するのに十分なピセアタンノールを血中に含ませることができるようになる可能性が高まる。今後は生物学的効果を得るため、ピセアタンノールの安定性と溶解性を改善していく必要があるという。

Source : Futurity

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