2012 年 6 月 20 日

ブルゴーニュの老舗ネゴシアン、不正疑惑で捜査

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Pernand-Vergelesses, village vinicole de la Cô...

Pernand-Vergelesses, village vinicole de la Côte de Beaune (région de la Côte d’Or en Bourgogne – France) (Photo credit: Wikipedia)

ブルゴーニュで180年の歴史を持つネゴシアン(卸売商)のラブレ・ロワ(Labouré-Roi)がワイン詐欺事件の渦中にある。

ディジョン当局は今月初旬、フランス競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)とともに行ってきた18カ月にわたる調査に基づき、4人の身柄を拘束した。ニュイ・サン・ジョルジュにある同社では、コンピュータや多数の書類が押収された。

1974年からCottin Freresが所有しているラブレ・ロワは、航空会社に多くのワインを提供しているブルゴーニュで最も大きなサプライヤーだ。同社はまた大手リテイラーとも取引があり、多くのブルゴーニュの生産者らとつながりがある。

Eric Lallement検察官は13日に開かれた記者会見で、ラブレ・ロワが実際に瓶詰めしたボトル数と、申告された収穫量から予測されるボトル数が一致していないと述べた。「瓶詰め量からみれば、マストから100%を醸造していたことになる。これはあり得ない数字だ。」

捜査をすすめていく なかで、警察当局は不正の明らかな証拠を発見した。同社は法定のブレンド制限を無視し、グラン・クリュ、プレミア・クリュ、ヴィラージュなど異なるレベル のワインを混ぜていたほか、エンジェルズ・シェア(天使の分け前と呼ばれる、熟成段階でアルコール分が蒸発し量が目減りすること)分を補充するためテーブルワインを継ぎ足していた。疑いのあるボトルは50万本、270万ユーロ(約2億7千万円)に相当する。

また同社は、補えない注文分に対応するため、他のワインのラベルを張り替えて出荷していた。また事実とはことなるメダルシールをつけていたことも明らかとなった。このラベル不正が行われたワインは110万本にのぼるとみられている。

Lallement検察官は、問題となっているボトルの数を見れば、これが単なるミスで起こったものでないことは明らかだとしながらも、まだ結論を出すのは時期尚早であること、また今回の被疑者のうち誰も正式に起訴されていないことを強調した。

醸造家、管理責任者、2人のオーナー(Armand Cottin、Louis Cottin)の4名は逮捕されたが、その後釈放されたと報じられている。問題の不正は2005年から2009年の間に行われていたとされている。

ラブレ・ロワ側の弁護士は地元紙に対し、同社が捜査に協力していると語った。「対象期間から現在すでに3年が経過している。確かに当時は正しくない点があったが、今はすべて是正されている。ラブレ・ロワは捜査に全面的に協力している。」

イギリスの大手スーパーチェーンTESCOの広報担当は、現在の状況を承知しているが、より詳しい情報を得るまではコメントできないとしている。

ラブレ・ロワとCottin Freres社からのコメントは得られなかった。

Source : Decanter

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