2012 年 7 月 18 日

世界のワイン在庫量、過去10年間で最も低いレベルに。

Filed under: その他 — vinovinovino.com @ 9:29 AM
Vinyard Patterns

Photo credit: Steve Corey

マーケットリサーチ専門のRabobank社の最新レポート『Wine Quarterly Q2 Report』によると、現時点での世界のワイン在庫量は過去10年間で最も低くなり、何年にもわたって蔓延化していた供給過剰の状態から市場とのバランスがとれるところまで近づいてきているという。

レポートでは、為替相場の変動がいくつかの国々の競争的位置づけを変え続けており、経済問題が需要を下押しし、市場価格を抑制していると示唆している。

「ブドウとバルクワインの価格が上昇するのは、過去数年間に採算のとれなかった多くのサプライヤーにとって良いニュースだ。しかし、サプライチェーンにおける微妙なパワーシフトは、現在の状況下で消費者にコストを転嫁するのは難しいと考えるワイナリーに利益率の圧迫を引き起こしている。」とレポートには記載されている。

アメリカでは、ブドウ市場は厳しい状態が続いている。価格は著しく上昇しており、多くのワイナリーは供給を確保するため、ブドウ生産者に魅力的な長期契約を提案したり、畑の購入・拡張をしたりなどの対策を講じる必要に迫られている。カリフォルニアにおけるブドウ収穫量は、現時点での予測では例年平均よりも増えるとみられ、多くのワイナリーにとって吉報だ。

欧州では今年はじめに雹被害が見られたが、比較的良いスタートを切った。EUの供給合理化の有効性については未だ調整段階である。

オーストラリアの収穫量は166万トン、前年比4%増が見込まれており、ブドウの品質も例年より高いとみられている。赤ワインの生産量は大雨の被害を受けた2011年と比べ7%増加、一方白ワインは前年と同程度が見込まれている。ニュージーランドにおける予想収穫量は前年と比べ18%減少の26万9千トン。全収穫量の70%を占める国内有数のワイン産地であるマールボロ地方だけをみると23%も減少している。

南アフリカのブドウ収穫量は期待されていたよりさらに多い前年比3.5%増と予測。一方アルゼンチンは今年、雹や強風の被害に苦しみ、収穫量は2011年と比べ22%減少するとみられている。

今後の見通しについてRabobankは「当面の間、世界の通貨市場は欧州経済の問題に左右されるだろう」と指摘している。

Source : The drinks business

 

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