2013 年 2 月 8 日

アルコールにまつわる世界記録トップ10

Filed under: その他 — vinovinovino.com @ 6:11 PM

1951年、ギネス醸造所の代表取締役だったサー・ヒュー・ビーバーは、仲間とアイルランドへ狩りに行った時、ヨーロッパで最も速く飛ぶ狩猟鳥は何かと尋ねた。これには激しい議論が交わされ、レファレンス図書館でも調査が行われたが、結局答えは出なかった。

このことからサー・ヒューは『このような最高記録を集めて載せた本は一般の人々が大いに利用するものになるのでは』と考え、本の発刊を決めた。1955年には最初にギネスブックが発行され、その後大きな人気を博した。

現在は『ギネス・ワールド・レコーズ』と呼ばれ、世界中で多くの人々が世界記録保持者になるべく様々なチャレンジを行っている。ギネス世界記録は様々なジャンルにおよび、飲料業界も例外ではない。

今回は10つのアルコールにまつわる世界記録を紹介する。

世界一高額なカクテル

サルヴァトーレさんとカクテル世界的に知られるバーテンダー、サルヴァトーレ・カラブレーゼさんは昨年10月、1杯5.500ポンド(約80万円)のカクテルをつくり、ギネスブックに登録された。1788年のコニャックClos de Griffier Vieux40ml、1770年のリキュールKummel20ml、1860年のキュラソーDubb Orange20ml、1900年代のビターズAngostura Bittersでつくられたこのカクテルは、カラブレーゼさんの長年の顧客でもある友人が購入した。

このギネスへの試みは、ある客が誤って1788年のClos de Grifferを割ってしまったことから3カ月延期されていた。これは非常に高額なボトルの破損額のなかでも一二を争う出来事である。

サルヴァトーレさんの記録に対抗する新しい試みは2月7日にメルボルンで開催され、オーストラリアのミクソロジストJoel Heffernanさんが用意するカクテルThe Winstonには8.200ポンド(約120万円)の価格がつけられている。1858年の Cognac Croizet 1858 Cuvee Leonieなどをつかったこのカクテルをつくるには16時間かかるという。

世界一アルコール度数の高いビール

アルマゲドン長年に渡り、スコットランドのビール醸造会社BrewDogと、ドイツの醸造会社Schorschbräuは、世界一アルコール度数の高いビールの開発を競ってきた。

一時、Schorschbräuはアルコール度数57%のビールをつくり、55%だったBrewDogは敗れた形となった。しかし近年、BrewDogは65%という驚異的な数字のビール『アルマゲドン』をリリースし、タイトルを奪還した。

世界一大きなシャンパンボトル

世界一大きなシャンパンボトル現在販売されている最も大きなシャンパンボトルはアルマン・ド・ブリニャックの30リットルのミダスボトル。30リットルのボトルはメルキゼデックとも呼ばれる。

世界一大きなシャンパングラス

世界一のシャンパングラスウクライナのガラスメーカーART Glass社が制作したこのグラスは高さは1.34メートル。同じくウクライナにあるZolotaia Balkaワイナリーがこのために用意した特別版のデュミ・セック75本分はすべてグラスの中に注がれた。

片手でもつワイングラスの数最高記録

片手で45個のグラスを支える北京を中心に活動しているソムリエPhillip Osentonさんは昨年10月、片手で実に45個のワイングラスを持つ世界記録をうちたてた。

世界一高額なワイン

世界一高額なワインこれにはいくつかの候補があるが、現時点で最も高額なのはペンフォールズの『Ampoule』で10万ポンド(約1,460万円)である。手吹きガラスでつくられたアンプルにはペンフォールズのKalimna Block 42カベルネ・ソーヴィニョン2004が入っており、このアンプルはわずか12本しか作られていない。

理想的な環境下でワインを保存するためにつくられた、ガラスケースに入ったこのアンプルは、ベテランのガラス吹き職人Ray Leakeさんによるものである。デザインは家具職人のAndrew Bartlettさんが担当し、アンプルはマルバユーカリノキでつくられたキャビネットにつるされている。またオーストラリアのデザイナーHendrik Forsterさんがすべてのメタル装飾を手掛けた。なお、アンプルのオーナーがワインを開けることを決めた場合、ペンフォールズ社のワイン生産チームの幹部が付き添うことになっている。

世界で最も大きなビール醸造会社

世界一大きなビール会社世界で一番大規模なビール醸造会社はアンハイザー・ブッシュ・インベブ(Anheuser-Busch InBev)で、2011年には400億リットルのビールを生産、世界のマーケットシェアの実に25%を占める量である。同社は200のブランドを所有している。

アンハイザー・ブッシュ・インベブは、2008年にアメリカのビール醸造会社アンハイザー・ブッシュとベルギーの醸造会社インベブが合併して設立された。グループの世界的ブランドにはコロナ、バドワイザー、ステッラ・アルトワ、ベックスなどがあり、バカルディの販売権も所有している。同社は現在、30カ国に11万6,000人の従業員を抱える。ちなみに世界で2番目に大きなビールメーカーはSABミラー、 3位はハイネケンとなっている。

世界で最も高額な酒の請求書

アルマン・ド・ブリニャックのミダスボトルを抱えるクラブオーナー最も高額な請求書は、2012年3月にイギリスの若手トレーダーAlex Hopeさんがリバプールのナイトクラブで使った20万ポンド(約2,900万円)。

この請求書にはアルマン・ド・ブリニャックの30リットルのミダスボトルに12万5千ポンド(約1,800万円)、またクラブに来ていた独身女性に配った750mlのシャンパンボトル約40本分が含まれている。

世界一高価な白ワイン

クリスチャン・ヴァンネク2011年7月、フランスのコレクターChristian Venneque氏は、1811年のシャトー・ディケムを75,000ポンド(約1,100万円)で購入した。この金額は白ワイン1本に支払われた額としては最高額となった。

1811年ヴィンテージはボルドーの最も偉大な収穫年のひとつとされており、1999年にそれをテイスティングした米の有名ワイン評論家ロバート・パーカー氏は『液体となったクレーム・ブリュレ』と表現している。

これまでに最も高額だった白ワインは同じくシャトー・ディケムの1787年ヴィンテージで、2006年に31,000ポンド(約450万円)で売却されていた。購入後、このワインがブショネであったらどうするかという報道陣の質問に対しVenneque氏は「そうでないことを願ってますよ。ただもしそうだったら『世界で最も高額なダメになってしまったワイン』としてまた別の記録になりますから、ギネスを呼びますよ」と冗談交じりに答えた。

世界一大きなワインボトル

世界一大きなワインボトル2010年、中国のワインメーカーグループが世界で一番大きなワインボトルを制作、長さ約4.6メートル、中には1850リットルのワインが入っている。

中に入れられたワインを生産したのは、中国北部の遼寧省にあるWang Chen Wines。以前に記録された世界一のワインボトルはオーストラリアのワインメーカーKracherが制作したもので、ワイン含有量は490リットルだった。

Source & Photos: The Drinks Business

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