2012年世界のワイン生産総括(OIV調べ)
世界のワイン生産量が減少している。これは特にヨーロッパでの異常気象と、過去数年に渡る抜根政策のため、歴史的な収穫量減少があったことが大きい。 昨日、OIV(国際ブドウ・ワイン機構)が世界の主要ワイン生産国44カ国の2012年における生産量、消費量に関する総括を発表した。
世界のワイン生産量が減少している。これは特にヨーロッパでの異常気象と、過去数年に渡る抜根政策のため、歴史的な収穫量減少があったことが大きい。 昨日、OIV(国際ブドウ・ワイン機構)が世界の主要ワイン生産国44カ国の2012年における生産量、消費量に関する総括を発表した。
イタリアの原産地呼称ワイン保護の任意組合連合Federdocがイタリア原産地呼称ワインについてのデータを発表した。これは主な原産地呼称ワイン(年間生産量が10万ヘクトリットルを超えるもの)の生産量、栽培面積、2005年から2007年にかけての生産量の動きをまとめたものである。80万ヘクトリットルを超える生産量をもつ原産地呼称ワインはモンテプルチャーノ・ダブルッツォとキアンティである。もしキアンティにキアンティ・クラッシコも加えるとすれば、その生産量は100万ヘクトリットルを超える。続いて生産量50万~70万ヘクトリットルの間に位置するのがアスティ、ソアヴェ、トレンティーノ、40万ヘクトリットル超となっているのがオルトレポ・パヴェーゼ、トレッビアーノ・ダブルッツォ、コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ、ヴァルポリチェッラとなっており、これらが生産量でみるイタリアの9大ワインである。
2009年6月29日、クロアチアのザグレブでブドウ栽培とワインの国際会議が開催された。ここでは2008年の世界のワイン産業の動向も公開された。
イタリア国立統計研究所(ISTAT)は今後も若干の修正が出る可能性があるとしているが、2008年生産における最終的なデータは出そろったといっても良いだろう。2008年の収穫量は4,610万ヘクトリットルで、過去5年間の平均と比べると4%減少したが、対2007年比では8%上昇した。過去5年間平均と比べての減少は、特にイタリア中部から南部に見られたが(中部は-12%、南部は4%減少)、北部では過去5年間平均に近い-1%の減少にとどまった。なお2007年は特に南部の生産が非常に良くなかったため、2008年の回復傾向も南部で大きく表れた。
2008年ロシアがイタリアから輸入したワインは38%アップした。中でもブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、バローロ、アマローネを始めとする赤ワインが中心となっている。これは今日26日から明日にかけて開催される第6回“ヴィニタリー・ロシア”で明らかになったデータである。
ヴェローナフィエーレ、ヴィーニタリー研究センターが、18歳以上のイタリア人男女1000人を対象にワインとの“付き合い方”、ワインへの知識、ワインの購入・消費に関する習慣についてインタビューを行った。
Produced by ©Alphanet s.r.l.