2008 年 8 月 13 日

2008年上半期、ワインの価格は前年と比べ上昇。

イタリア農業市場サービス協会(ISMEA)の調査によると、2008年初めから6月までの上半期までに、ワインの価格は徐々に下がってきている。ISMEAは、これは生産者が収穫前の準備にとりかかるために、蔵を開放しようとするため、普通に見られる傾向だと説明する。しかし問題はそこではない。2008年上半期におけるワイン全体の平均価格は、2007年の同時期に比べると23%も上昇している。今年の1月と比べれば6月の価格は4~5%下がっているとはいえ、1年前の6月と比較すると24%の価格の上昇がみられる。

イタリアワインの価格推移(2008年6月まで:単位はユーロ)

2007年
上半期
2008年
上半期
上昇率
(%)
2007年
6月
2008年
6月
上昇率
(%)
ピーク時 2008年6月と
ピーク時の差
テーブルワイン(白) 3.1 4.0 +29.8% 3.2 3.9 +22.8% 4.1 -5.6%
テーブルワイン(赤) 2.9 3.5 +22.2% 2.9 3.4 +16.6% 3.6 -7.2%
IGTワイン(白) 4.7 6.7 +40.8% 4.5 6.9 +55.3% 6.9 +0.0%
IGTワイン(赤) 3.4 3.9 +14.3% 3.5 3.9 +11.5% 4.0 -2.5%
DOCワイン(白)※ 83.0 96.2 +15.9% 85.2 98.5 +15.6% 101.4 -2.8%
DOCワイン(赤)※ 111.2 125.8 +13.1% 114.7 142.1 +23.9% 147.2 -3.5%
平均 +22.7% +24.3% -3.6%

※DOCワインについては1ヘクトリットルあたりの価格


2008 年 7 月 23 日

世界のワイン生産では国際品種が主流。

国際品種グラフ

世界で使われているブドウ品種について、興味深いデータがだされた。データで見るワイン関連ニュースを提供するブログ『I Numeri del Vino』によると、世界のワイン生産に使われているブドウ品種は国際品種と呼ばれるシャルドネ、ピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、シラー、ソーヴィニョンが大半を占めている。

ニュージーランドでは全生産のおよそ79%が国際品種によるもの、オーストラリアでは71%などとなっている。(グラフ参照。)これに対しイタリアでの国際品種使用率はわずか9%であるが、これらの国際品種はもちろんイタリアでもよく利用されている。

またここではイタリアワインの輸出量にも触れており、2007年8月から毎月減少していた輸出量が2008年4月に久し振りに上昇に転じたことを上げている。


2008 年 6 月 18 日

オーガニックワイン生産No.1はイタリア。

イタリアは世界で最もオーガニックワインを生産している国である。国内には34,000ヘクタールの有機栽培の畑を所有している。ヨーロッパ全体の有機栽培の畑が80,000ヘクタールであることを考えると実に40%以上を占める計算だ。イタリアの次には19,000ヘクタールを有するフランス、そしてスペイン(19,000ヘクタール)と続く。4番目はその差が大きく開き、2,800ヘクタールを有するドイツとなっている。

これらのデータは今日からモデナで3日間開催される国際有機農業運動連盟(IFORM)の第16回国際会議の事前カンファレンスで明らかにされたものである。


2008 年 3 月 26 日

世界で最も飲まれているワインはイタリアワイン。

2007年、総合的にワインの消費が減少したが、イタリアワインの輸出は7.8%の伸びを見せ(2006年は+6.5%)、これはおよそ35億ユーロ(約5425憶円)、1600万ヘクトリットルに相当する。アメリカ市場においてもオーストラリアワインを抜き、250万ヘクトリットル(830万ユーロ、約1286憶円)が消費された。また新興国においても消費量は+19%上昇、ロシアに向けての輸出額は+49%(5750万ユーロ以上)にまで上昇した。中国では+55%、香港では+35.5%、日本では+1.2%(約1憶ユーロ)、インドでは+13%(約160万ユーロ)といずれも高い上昇率であった。

【データで見るイタリア】
1.世界におけるイタリアワイン販売金額:100億ユーロ/年(約1兆5,500憶円/年)(提供:Confagricoltura)
2.販売に関わる労働者:120万人(提供:ボローニャ大学)
3.イタリアのブドウ畑の面積:827,000ヘクタール(提供:Eurostat)
4.2007年のイタリアワイン輸出量:1900万ヘクトリットル、33憶ユーロ(約5,115億円)※2006年比+10.5% (提供:ICE)
5.主要輸出国:アメリカ 25.6%、ドイツ 23.4%、イギリス 12.5%、スイス 6.3%、カナダ 5.0%、日本 3.2%(提供:Rapporto Vinicolo Unioncamere 2007)
6.農業部門におけるワイン:農産物輸出の筆頭品目。総売上の9.7%を占める。(提供:Federalimentare e Confagricoltura)
7.2007年の収穫量:4,050万ヘクトリットル(提供:Assoenologi)
8.原産地呼称ワイン:DOCG 36種、DOC 353種、IGT 118種
9.一人当たりの消費量:48.2リットル
10.ワイン関連の観光客数:350万人
11.ワイン関連観光の売上評価額:25憶ユーロ(約3,875億円)
12.最もリクエストの多かった品種:サンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、モンテプルチャーノ
13.コルク栓の消費量:15億個


2008 年 2 月 29 日

2007年、イタリアワインがアメリカ市場で記録的な売れ行き。

2007年はイタリアワインのアメリカ市場における記録的な年となった。230万ヘクトリットル(約11億3000万ドル)が輸出され、これはフランスのおよそ2倍、オーストラリアよりも40万ヘクトリットル多い輸出量である。

イタリアワイン&フード協会会長ジャコポ・ビオンディ・サンティ氏はこう語る。『このデータの興味深いところは、2007年にイタリアが輸出量、輸出額ともに+9%増であったのに対し、オーストラリアは+3,5%の輸出量にもかかわらず輸出額は+3,2%にとどまったということです。特に米ドルに対するユーロ高で、より困難な状況のなか、我が国の生産者が競争力を落とすことを余儀なくされたにもかかわらず、このような調査結果がでたことは非常に重要な意味をもっています。』

データを詳細に見てみると、2007年イタリアが輸出した2,317,210ヘクトリットルは、およそ11億3000万ドルの対価であった。(2006年は2,114,560ヘクトリットルに対し10億3000万ドル。)これに対し、オーストラリアは1,939,658ヘクトリットルで6億8144万ドルに留まった。(2006年は200万ヘクトリットルに対し6億6400万ドル。)フランスは2006年の968,860ヘクトリットル(7億6537万ドル)に対し2007年は1,050,109ヘクトリットル(8億6510万ドル)であった。
1リットルあたりの平均価格は、イタリア4,86ドル、フランス8,23ドル、オーストラリア3,51ドル、アルゼンチン1,97ドル。
総合的にみると、2007年のアメリカ全体の輸入量は7,594,003ヘクトリットル、およそ35億7000万ドルに上り、これは輸入量+9,6%、輸入額+12,1%の伸びである。


2007 年 12 月 31 日

2008年の幕開けは“メイド・イン・イタリー”で乾杯!

2008年の幕開け、午前0時に世界中でイタリアのスプマンテによる祝杯があげられる。イタリア農業連盟によると、2006年から2007年におけるスプマンテの輸出は28%の伸びを見せた。主な輸出国は、ドイツ、アメリカ、イギリス、日本。

調査によると、イタリア人の54%が2006年の祝杯にデザート・スプマンテを好み、39%が辛口のスプマンテ、12%のみがシャンパンを選んだ。2007年には、更なるイタリア発泡ワインの伸びが予想されている。

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