伊農業調査研究情報局が2011年の格付けワイン関連データを公表
ISMEA(イタリア農業調査研究情報局)が格付けワインに関連する2011年データの分析結果を公表した。DOCG、DOC、IGTワインの総生産量は約30億リットルとなり、イタリア国内の全ワイン生産量の3分の2を占めた。またイタリアの格付けワインは2011年11月末でDOCGが73、DOCが330、IGTが118となり、格付けされたワイン数が最も多い州はピエモンテ州の58、その後トスカーナ州56、ヴェネト州50が続いている。
ISMEA(イタリア農業調査研究情報局)が格付けワインに関連する2011年データの分析結果を公表した。DOCG、DOC、IGTワインの総生産量は約30億リットルとなり、イタリア国内の全ワイン生産量の3分の2を占めた。またイタリアの格付けワインは2011年11月末でDOCGが73、DOCが330、IGTが118となり、格付けされたワイン数が最も多い州はピエモンテ州の58、その後トスカーナ州56、ヴェネト州50が続いている。
2011年11月30日付けの政府通達で認可されたイタリアの原産地呼称ワインは、DOCGが73、DOCが330、IGTは118となった。これらの生産規定や規定改定分、その他関連資料は、欧州連合のワイン改革に合わせ、欧州委員会へ送られた。
2012年からは、EU各国における生産規定の改定や承認は全て、欧州連合が管理することになる。
Source : WineNews
8月22日付けの官報で、『DOC Roma』が正式に認可された。これにより、ラツィオ州の原産地呼称ワインはDOCGが3(Cesanese del Piglio、Frascati Superiore、Cannellino di Frascati)、DOCが27(Aleatico di Gradoli、Aprilia、Atina、Bianco Capena; Castelli Romani、Cerveteri、Cesanese di Affile、Cesanese di Olevano Romano、Circeo、Colli Albani、Colli della Sabina、Colli Etruschi Viterbesi、Colli Lanuvini、Cori、Est! Est!! Est!!! Di Montefiascone、Frascati、Genazzano、Marino、Montecompatri Colonna、Moscato di Terracina、Nettuno、Orvieto、Roma、Tarquinia、Velletri、Vignanello、Zagarolo)、 IGTが5(Anagni、Civitella D’Aglianol、Colli Cimini、Frusinate、Lazio)となった。すでに多くの生産者が新しいラベルの準備を終えているという。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ組合は7日、ロッソ・ディ・モンタルチーノの生産にメルローやカベルネ・ソーヴィニョンなどの品種をブレンドすることを認めるかどうかについての投票を行い、現規定から変更がないことを決定した。ジャーナリストでワイン評論家のFranco Ziliani氏が明らかにした決定投票の内容によると、678の投票数のうち、210票が賛成、465票が反対、3票が白紙であった。
なお、有名ワイナリーIl PoggioneのFabrizio Bindocci氏は、投票前に英ワイン専門誌Decanterに向け、個人的には“サンジョヴェーゼ派”であることに変わりは無いとしながらも、他の品種をブレンドすることで、より世界の人々に受け入れられる味にできるという考えから、賛成の立場を表明していた。
同組合のEzio Rivella氏は「今回の結論にいたるまで、組合内では非常に議論されたが、国際的にも高い評価を受けるワインとしてその特色と価値を守った形だ。」と述べた。
Reference : L’acquabuona
先日、DOC Siciliaを承認したばかりの国立ワイン委員会が、新たに数個の原産地呼称を承認した。
サルデーニャ州には、カリャリ県、カルボーニア=イグレージアス県、メディオ・カンピダーノ県、オリスターノ県で生産される新しいDOC『Cagliari(カリャリ)』が承認されたほか、現行のDOC『Cannonau di Sardegna』、『Nuragus di Caligari』、IGTの『Isola dei Nuraghi』の規定が修正される。
昨日16日、ヴェネト州のDOC『Montello Rosso』のDOCG昇格についての審査会が開かれたが、同じくヴェネト州の歴史あるブドウ品種『フリウラーロ』がDOCG昇格に向けて動き出した。フリウラーロはパドヴァ県バニョーリ・ディ・ソープラで生まれた品種だ。フリウラーロの生産者らはヴェネト州とともにDOCG認定のための手続きを開始した。Montello Rossoが先に認定されると仮定すれば、ヴェネト州第13番目のDOCGとなる。
今回DOCG昇格を目差しているのは『Bagnoli FriularoもしくはFriularo di Bagnoli』で、昇格に伴うDOC『Bagnoli di SopraもしくはBagnoli』の規定改正も含め、今日審査会が開催される。ヴェネト州農業評議員のFranco Manzato氏は「フリウラーロはラボーゾ・ピアーヴェの特殊なバイオタイプで、ヴェネト州における伝統的な土着品種だ。DOCとしての歴史は比較的浅いが、フリウラーロを主要品種として作られるDOC『Bagnoli(バニョーリ)』はDOCGにふさわしいワインだ」と強調している。
Source : WineNews
2011年4月19日付けの行政通達で、原産地呼称ワインに貼付する新しい認定ラベルが定められた。これまでのように、キャップシール部とボトルネックを渡すように、もしくはボトルネックを巻くように、再利用不可な形で貼付する。10月から造幣局で製造が開始され、2012年から適用される。(写真は現行のもの)
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