2008 年 9 月 24 日

「飲んだら乗るな」:ワインラベルにも表記。

イタリアでは近年、飲酒やドラッグによる交通事故や死亡事故が増えてきている。

イタリアの法律では、アルコールの血中濃度が0.5mg/ml以上が酒気帯び運転とみなされている。そこで政府は、どの種類のアルコールをどれくらい飲むとその制限度数になるか、という一覧をアルコールを提供する店は店内に表示しなければならないと決定した。実際はその人の体格や性別、また食事や薬を一緒にとったかなどに非常に左右されるもの。

一番重要なのは、分別をもった飲酒をするよう指導すること、そして当たり前だが一人一人が自覚することであろう。

アブルッツォ州のワイナリー、ドメニコ・パセッティ(Domenico Pasetti)は、ワインラベルに『SE BEVI NON GUIDARE(飲むなら乗るな)』と表記することを決め、この特別なボトルはすでにヴィニタリー(Vinitaly)でも紹介された。すでにモンテプルチャーノ、チェラスオーロ、ペコリーノの45万本のワインにこの表記がつけられている。

se_bevi_non_guidare
裏のラベル下に「SE BEVI NON GUIDARE」の表記が。

2008 年 8 月 8 日

ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ、2008年は5つ星評価。

今年のヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノのブドウの品質はすでに5ツ星の出来という評判だ。

9月までは最終的な評価を出すのは難しいが、農学者たちによると、最高の収穫年と言われた2006、2007年と同じく、2008年もかなり良い評価が期待できるのではないかとのことである。今年は2007年の収穫と比べると、生産量は5~10%減るとされるが、品質は前年を超えるといわれている。

2007年モンテプルチャーノのワインは、特に外国の市場で成長が見られた。2007年、ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ組合は、ロッソ・ディ・モンテプルチャーノの売上が300万本を超えたことを明らかにした。これは2006年と比べると63.2%の伸びである。またヴィーノ・ノービレの売上も2007年初めて800万本を超え、2006年比+36.4%となった。特にヴィーノ・ノービレに関しては外国での評価が高く、全生産の60%が海外へ輸出されている。主な輸出国はドイツ、スイス、オーストラリアなどのヨーロッパの国々で、輸出分の約80%を占めているが、イギリスや北ヨーロッパでの重要も増えている。アメリカ市場でも需要は伸びており、輸出の約12%を占める。中堅の市場とされるカナダ、日本などが残りの割合を占めているが、新興市場とされるインドでも徐々に普及してきているようだ。


2008 年 6 月 3 日

イタリアソムリエ協会主催ワインイベントにて各部門のオスカー賞が発表。

6月1日、イタリアソムリエ協会(AIS)主催のイベント『Premio Internazionale del Vino 2008(インターナショナル・ワイン・アワード)』が開催された。ミラノ市長ほか、多くの著名人も集まったこのイベントでは、AISのフランコ・リッチが進行役となり、各部門のオスカー賞を発表した。
授賞式の模様はイタリアの放送局Rai Unoにて6月15日(日)17:00から放送される。

<Premio Internazionale del Vino 2008>
AIS発行のガイドブック“Duemilavini(ドゥエミラヴィーニ)”、同じくAIS発行のワイン雑誌“Bibenda(ビベンダ)”の読者、同雑誌のウェブサイトユーザー、専門家により、全11部門に3つずつノミネートされ、最終的に各部門のオスカー賞が発表される。
※太字がオスカー賞受賞

【最優秀白ワイン】
Vall’e’e d’Aoste Chardonnay Cuve’e Bois 2005 – レ・クレーテ社(Les Cre’tes)- ヴァッレ・ダオスタ州
Colli Orientali del Friuli Bianco PomクJ延es 2005 – スクーブラ社(Scubla) – フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州
Greco di Tufo Vigna Cicogna 2006 – ベニート・フェラーラ社(Benito Ferrara)- カンパニア州

【最優秀赤ワイン】
Terra di Lavoro 2005 – ガラルディ社(Fattoria Galardi) – セッサ・アウルンカ(カンパニア州)
Taurasi Radici Riserva 2001 – マストロベルディーノ社(Mastroberdino) – アトリパルダ(カンパニア州)
Campora 2003 – ファルキーニ社(Falchini) – サン・ジミニャーノ(トスカーナ州)

【最優秀デザートワイン】
Albana di Romagna Passito Scacco Matto 2005 – ファットリア・ゼルビーナ社(Fattoria Zerbina) – ファエンツァ(エミリア・ロマーニャ州)
L’Autentica 2005 – カンティーネ・デル・ノターイオ社(Cantine del Notaio) – リオネーロ・イン・ヴルトゥレ(バジリカータ州)
Moscato di Saracena 2006 – カンティーネ・ヴィオラ社(Cantine Viola) – セラチェーナ(カラブリア州)

【最優秀ロゼワイン】
Montepulciano d’Abruzzo Cerasuolo 2006 – ヴァレンティーニ社(Valentini) – ロレート・アプルティーノ(アブルッツォ州)
Rosa Rosae 2006 – グエリエーリ・リッツァルディ社(Guerrieri Rizzardi) – バルドリーノ(ヴェネト州)
Coste della Sesia Rosato Majoli 2006 – セッラ社(Sella)- レッソーナ(ピエモンテ州)

【最優秀スプマンテ】
Franciacorta Brut Cabochon 2003 – モンテ・ロッサ社(Monte Rossa) – ボルナート(ロンバルディア州)
Franciacorta Non Dosato Sublimis 2001 – ウベルティ社(Uberti) – エルブスコ(ロンバルディア州)
Trento Brut Riserva 2001 – Maso Martis – マルティニャーノ(プーリア州)

【最優秀ワイナリー】
スポルトレッティ社(Sportoletti) – スペッロ(ウンブリア州) – ワイン: Villa Fidelia Rosso 2005
ブルーノ・ジャコーザ社(Bruno Giacosa) – ネイヴェ(ピエモンテ州) – ワイン: Barolo Le Rocche del Falletto di Serralunga Riserva 2001
レ・マッキオーレ社(Le Macchiole) – ボルゲリ(トスカーナ州) – ワイン: Paleo Rosso 2004

【最優秀ジャーナリスト】
Andrea Zanfi – 作家
Alessandro Regoli – WineNews
Anna Scafuri – ジャーナリスト

【最優秀クオリティプライスワイン】
Cabernet Sauvignon 2005 – フェウド・プリンチピ・ディ・ブテーラ社(Feudo Principi di Butera) – ブテーラ(シチリア州) – 10ユーロ
Chianti Classico 2005 – ロッカ・ディ・モンテグロッシ社(Rocca di Montegrossi) – ガイオーレ・イン・キアンティ(トスカーナ州) – 14ユーロ
Verdicchio di Matelica Cambrugiano Riserva 2004 – ベリサリオ社(Belisario) – マテーリカ(マルケ州) – 12ユーロ

【最優秀外国産ワイン】
Champagne R.D. 1996 – ボランジェ社(Bollinger)
Riesling Dellchen Trocken 2006 – ドンフォフ社(DonnHoff)
Ermitage Le Meal Rouge 2005 – M.シャプティエ社(M. Chapoutier)

【最優秀レストラン&ワインリスト】
Heinz Beck – La Pergola – ローマ
Paolo Teverini – Ristorante Paolo Teverini – バーニョ・ディ・ロマーニャ(エミリア・ロマーニャ州)
Carlo Cracco – Ristorante Cracco – ミラノ

【最優秀ソムリエ】
Valentina Centofanti – Ristorante L’Angolo d’Abruzzo – カルソーリ(アブルッツォ州)
Alessandro Scorsone – Residenza del Presidente del Consiglio dei Ministri – ローマ
Ivano Antonini – Ristorante Il Sole di Ranco – ランコ(ロンバルディア州)


2008 年 3 月 26 日

世界で最も飲まれているワインはイタリアワイン。

2007年、総合的にワインの消費が減少したが、イタリアワインの輸出は7.8%の伸びを見せ(2006年は+6.5%)、これはおよそ35億ユーロ(約5425憶円)、1600万ヘクトリットルに相当する。アメリカ市場においてもオーストラリアワインを抜き、250万ヘクトリットル(830万ユーロ、約1286憶円)が消費された。また新興国においても消費量は+19%上昇、ロシアに向けての輸出額は+49%(5750万ユーロ以上)にまで上昇した。中国では+55%、香港では+35.5%、日本では+1.2%(約1憶ユーロ)、インドでは+13%(約160万ユーロ)といずれも高い上昇率であった。

【データで見るイタリア】
1.世界におけるイタリアワイン販売金額:100億ユーロ/年(約1兆5,500憶円/年)(提供:Confagricoltura)
2.販売に関わる労働者:120万人(提供:ボローニャ大学)
3.イタリアのブドウ畑の面積:827,000ヘクタール(提供:Eurostat)
4.2007年のイタリアワイン輸出量:1900万ヘクトリットル、33憶ユーロ(約5,115億円)※2006年比+10.5% (提供:ICE)
5.主要輸出国:アメリカ 25.6%、ドイツ 23.4%、イギリス 12.5%、スイス 6.3%、カナダ 5.0%、日本 3.2%(提供:Rapporto Vinicolo Unioncamere 2007)
6.農業部門におけるワイン:農産物輸出の筆頭品目。総売上の9.7%を占める。(提供:Federalimentare e Confagricoltura)
7.2007年の収穫量:4,050万ヘクトリットル(提供:Assoenologi)
8.原産地呼称ワイン:DOCG 36種、DOC 353種、IGT 118種
9.一人当たりの消費量:48.2リットル
10.ワイン関連の観光客数:350万人
11.ワイン関連観光の売上評価額:25憶ユーロ(約3,875億円)
12.最もリクエストの多かった品種:サンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、モンテプルチャーノ
13.コルク栓の消費量:15億個

Produced by ©Alphanet s.r.l.