2008 年 9 月 26 日

『トカイ』に永遠の別れ。これからは『フリウラーノ』『タイ』に。

イタリア農林政策省ルーカ・ザイア大臣は、国内で一時的に認められていたトカイ・フリウラーノの呼称に関する2008年2月11日付の省令(記事No.69参照)の中止を決める通達に署名した。

これによりイタリア国内でも“トカイ・フリウラーノ”を冠したワインの製品化は認められない。このため従来の“トカイ・フリウラーノ”はフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州では“フリウラーノ(Friulano)DOC”、ヴェネト州では“タイ(Tai)DOC”に名称が変更される。

この措置は6月12日の欧州司法裁判所の決定に基づいたもので、すでに海外向けのものは2007年ヴィンテージから“フリウラーノ”の名称で流通している。イタリア国内ではその後1年間、“トカイ・フリウラーノ”の名称を使うことが認められていたが、これで完全にイタリアの“トカイ・フリウラーノ”は消えることになる。

ザイア大臣は、「長期に渡り、生産者と消費者に混乱を与え続けていた一件がひとまず終わることとなる。“フリウラーノ”と“タイ”という新しい名称を冠するこの歴史あるワインを国内はもとより世界の市場で支えていくことが、これからの我々の使命でもある。」と述べた。


2008 年 4 月 30 日

『トカイ・フリウラーノ』名称問題、その後。

『トカイ』の名称をめぐる問題については、イタリアで以前使われていた『トカイ・フリウラーノ』という名称が新しいヴィンテージから『フリウラーノ』という名称に変わるという話題は以前お伝えした。混乱があるにせよ、すでに知られている事実である。しかし現在、その名称を広める広報活動を早急に行う必要性に迫られている。

ゴリツィアのワイナリー、Capriva del Friuliの広報担当カルロ・スキオペッティーノ氏は、「2007年のCollio Friulano DOCは、ハイクオリティで伝統的なワインです。しかし今は将来に向け適切な広報活動が必要になります。特に消費者へは名称が変わっただけでクオリティが同じであることは変わりがないのだという安心感をもっていただくことが重要です。」と述べた。同ワインの生産者たちは海外向けに『フリウラーノ』、イタリア向けに『トカイ・フリウラーノ』を使うという2つの名称が招くかもしれない混乱を懸念している。

イタリアでも有数のワイナリーとして知られるVenica&Venicaのオルネッラ・ヴェニカ氏は、2種類の名称を持つことに断固として反対であると明言した。「フリウラーノという名称に統一することは、その品種と風土を広めるのに正しい選択だと言えるでしょう。」ウーディネのDi Lenardo Vineyardsオーナー、マッシモ・ディ=レナルド氏も無意味な混乱を招くことを強調した。「今重要なのは、『フリウラーノ』という名称に統一すべきだということです。広報活動や宣伝にエネルギーを浪費することはできません。」フリウリ・ヴェネツィア・ジュリアの歴史あるワイナリーLivio Fellugaのエルダ・フェッルーガ氏も、フリウラーノという名称に賛成だ。

「『フリウラーノ』ブランドがその価値をひろめ、将来的にも成功を収めることを確信しています。」

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