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Antoniotti Odilio アントニオッティ・オディリオ

オディリオ・アントニオッティ
オディリオ・アントニオッティ
アントニオッティの歴史は今から200年以上前にさかのぼる。1700年代後半、ソステーニョ市カーサ・デル・ボスコの教区司祭の勧めで、アントニオッティ家が教区にある土地管理のために同地に移転してきたことが始まりである。1861年、ロレンツォ・アントニオッティがブラマテッラ地区に4,400平米のブドウ畑を購入、1908年にはジュゼッペ・アントニオッティがビエッラ県で行われた赤ワインコンクールでメダルを受賞した。現在はオディリオ・アントニオッティが、妻のピエラ、トリノ大学でワイン醸造学を学んでいる息子のマッティーアとともにワイナリーを営んでいる。

彼らは現在40ヘクタールの土地を所有しており、うち35ヘクタールは栗や樫の森で、それらの森に囲まれた5ヘクタールがブドウ畑である。現在は3ヘクタールを主に使っているが、残り2ヘクタールも近年中にフル稼働させる予定だ。

ブドウ畑はブラマテッラ地区、南向きの海抜400〜450メートルに位置しており、寄生虫被害を予防する持続的な風が吹き込む。土壌は黄色、赤、濃い赤と色調の異なる斑岩質で非常に吸収がよく、有機物質は少ないが、ワインに特徴的な風味を与えるミネラル分が非常に豊富である。バローロやバルバレスコと比べ、北部ピエモンテでは寒暖差が大きく、葡萄栽培に最適のミクロクリマを作り出している。

またこの地域で造られるワインは、その新鮮さと香りの良さで知られている。香りの面でみると、世界の偉大なワインに匹敵し、ブラマテッラのテロワールは、ネッビオーロ品種の高貴な特徴を感じ取れ、さびたようなミネラル感が特徴。洗練され際立ったミネラルの風味を与えるのである。白コショウや生姜といったスパイス香とともにミントの香りの混じった清々しい芳香、またゼラニウムなどの花の香りやシトロン、ベルガモットといった柑橘系の香りも感じられる。ワインそのものは軽めでエレガントであるが、はっきりとしたタンニンが特徴だ。

埋め込み式タンク

これらの気候や土壌の特徴と、特に厳しく行われる剪定によって、1ヘクタール当たり2,500キロを超えることのない収穫量を生み出している。

アンティニオッティ・オディリオが生産するのは、ネッビオーロをベースとしたブラマテッラとコステ・デッラ・セージアの2種類のみである。醸造には壁に埋め込まれた形の伝統的なタンク(写真左)を使い、自己所有の森の木々からつくった13ヘクトリットルのオーク樽で熟成を行う。熟成期間はブラマテッラが36か月、コステ・デッラ・セージアが18か月である。

赤ワイン
DOC Bramaterra
  ブラマテッラ
DOC Coste della Sesia
  コステ・デッラ・セージア

アントニオッティ・オディリオ 写真

【ワイナリー名】 Az. Agricola Antoniotti Odilio アントニオッティ・オディリオ
【所在地】 Vicolo Antoniotti, 5 - 13868 Sostegno (Biella) PIEMONTE
  ピエモンテ州ビエッラ県ソステーニョ市
【生産本数】 約8,000本
【所有畑】 約5ha
【ホームページ】 ---

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