2009 年 12 月 17 日

フランチャコルタ:地球温暖化対策に気象モニタリングシステムを導入

Filed under: ロンバルディア — vinovinovino.com @ 12:44 PM

栽培への新しいアプローチによって、気候変動による損害を受けるのではなく、それに合わせてうまく対処していく―。これはフランチャコルタ保護組合がSMACH(フランチャコルタにおけるシャルドネの生長に関する農業気象学予測モデル開発)プロジェクトを通して掲げる目的である。

フランチャコルタ組合の技術者たちが10年にわたって収集したデータにより、ブドウの生長に明らかな変化が見られることがわかった。フランチャコルタでは、モンテ・オルファーノ周辺のブドウの生長が早熟な地域から、北東部の遅摘みの地域にかけ、それぞれ微気候(ミクロクリマ)に違いがあり、収穫開始日は10日もしくはそれ以上の開きがある。しかし年々収穫開始日は早まっている傾向にある。過去20年間を見てみると、収穫開始日は9月中旬だったものが8月中旬にまで早まっている。このことから気象や気候と関連したブドウの生長に関する知識を深める必要性が求められるようになった。

ロンバルディア州、ブレーシャ県、ミラノ大学の協力で実現したこのプロジェクトでは、当時コルテ・フランカ、カプリオーロ、モンティチェッリ・ブルサーティ、ロデンゴ・サイアーノにあった気象観測所に、さらにアドゥロ、パッシラーノ、パデルノ・フランチャコルタ、エルブスコの4つの新しい観測所を新たに加え、ブレーシャ県の気象観測ネットワークの拡大を求めた。現在、フランチャコルタは非常に詳細な気象データを観測できる、最新のモニタリングネットワークを誇っている。

このプロジェクトは確実に意味のある研究結果を得ており、今後はブドウの生長サイクルの経過、つまりブドウの成熟時期を予測できる可能性がでてきた。これにより、“普通でない”ブドウの生長によって収穫時に十分な準備ができなかった生産者たちにも的確な情報を提供することができるようになるとみられる。

また将来的には、地球温暖化に立ち向かうため、水の管理、剪定技術、ブドウの生長解析などをさらに推し進めていく。

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