スプマンテの売上、国内市場は冷え込むも海外輸出で好調続く
イタリアのスプマンテの売上は海外で引き続き順調で、2012年上半期は輸出量で6.6%、輸出額で9.2%増加した。ヨーロッパ圏内では輸出量は2%減少、輸出額で7%増加している。しかし特に需要が多いのがアジアで、2011年と比べ輸出量は200万本増加している。
イタリアのスプマンテの売上は海外で引き続き順調で、2012年上半期は輸出量で6.6%、輸出額で9.2%増加した。ヨーロッパ圏内では輸出量は2%減少、輸出額で7%増加している。しかし特に需要が多いのがアジアで、2011年と比べ輸出量は200万本増加している。
いよいよ明日は2011年最終日。イタリアでは新年を祝うために8,000万本のワインが開けられると予想されている。その多くはイタリア産のスパークリングワインであるスプマンテだ。だが、ボトルの数だけコルク栓がある。イタリア農業連盟(CIA)は、コルク栓のリサイクル、再利用を環境面だけでなく経済面でも役立つとして、コルク栓の回収を呼び掛けている。
イタリアのグルメ雑誌『Cucina & Vini』が毎年発行しているイタリア産発泡ワイン専門のガイドブック“Sparkle-Bere Spumante”。Cucina & ViniのディレクターでSparkleの編纂者でもあるFrancesco D’Agostino氏は、「発泡ワインへの関心は毎年高まっている。我々は数カ月にわたって素晴らしいワインをテイスティングし、このうちの多くを同ガイドブックのプレゼンテーションで試飲できる。昨年は約2千人の参加があり大成功だったが、今年も同様に成功を収めることができるだろう。」と述べた。
Italian Wine & Food Instituteの調べによると、2011年第一四半期のアメリカにおけるイタリアのスプマンテ輸入量は50,180ヘクトリットルで前年同期比53.8%増、輸入額は2975万ドルで48.9%増加した。輸入量でみるとアメリカへの輸出国トップとなる。
7月10日、イタリアソムリエ協会ヴェネト支部が主催したスプマンテのテイスティングイベントで、イタリアスプマンテフォーラム企画の2010年スプマンテパッケージングコンクール「TOP LINE」の授賞式が行われた。12の最終候補ワインの中から1位に選ばれたのはミラノのワインメーカー、Marchiopoloの『Pas Operé』。審査はヴェネツィアIUAV大学校長、フォトグラファー、イタリアスプマンテフォーラム会長、ジャーナリスト、イタリアソムリエ協会ヴェネト支部長らが行った。
カナダにむけたワイン輸出で、イタリアがフランスを抜きトップとなった。
2009年の全体的なワイン市場は前年と比べ若干縮小(-1%)したが、イタリアは同年、カナダへ5,900万リットルを輸出(2009年比+8%)。輸出額も2億500万ユーロ(約256億円:2008年比+2%)となり、輸出量でトップ、全体の19%を占めている。
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