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PICOLIT  ピコリット

ネーロ・ダーヴォラ
ピコリットの生産地域
ピコリットの生産地域はゴリツィア県とウーディネ県に限られているが、その起源ははっきりしていない。18世紀終わりごろ、ファビオ・アスクイーニ伯爵が、ハンガリーのトカイの代わりとしてピコリットでつくられたデザートワインの市場をつくったときからこの品種が注目を集め始めたと思われる。アスクイーニ伯爵はイギリス、フランス、ドイツ、オーストリア、そしてヴェネツィアへとピコリットを輸出し、そのワインは常に好評を得ていたという。

 

ワインの種類:
葉: 中型で三枚葉もしくは五枚葉。
ブドウの房: 岐肩をもった中程度の逆ピラミッド型。一房には数えられるほどの粒しかつかない。
果粒: 小さめの楕円形。果皮は中程度の厚みで、蝋粉に覆われている。金色がかった緑色。
適した土壌: 気候や土壌に特別に左右されないが、部分的な受粉を行うため、果粒のつき方がまばらであることが多い。
ワインの特徴: 華やかな黄金色。酸味と甘みのバランスが非常に良い。まずデリケートな花の香りとホワイトチョコレートの香りが心地よく、口に含むとハチミツや緑茶が感じられる。余韻も長い。
   

■ピコリットで作られる原産地呼称ワイン
<フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州>

Colli Orientali del Friuli Picolit DOCG
Colli Orientali del Friuli Bianco DOC
Collio Goriziano DOC

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