オディリオ・アントニオッティ 彼らは現在40ヘクタールの土地を所有しており、うち35ヘクタールは栗や樫の森で、それらの森に囲まれた5ヘクタールがブドウ畑である。現在は3ヘクタールを主に使っているが、残り2ヘクタールも近年中にフル稼働させる予定だ。 ブドウ畑はブラマテッラ地区、南向きの海抜400〜450メートルに位置しており、寄生虫被害を予防する持続的な風が吹き込む。土壌は黄色、赤、濃い赤と色調の異なる斑岩質で非常に吸収がよく、有機物質は少ないが、ワインに特徴的な風味を与えるミネラル分が非常に豊富である。バローロやバルバレスコと比べ、北部ピエモンテでは寒暖差が大きく、葡萄栽培に最適のミクロクリマを作り出している。 またこの地域で造られるワインは、その新鮮さと香りの良さで知られている。香りの面でみると、世界の偉大なワインに匹敵し、ブラマテッラのテロワールは、ネッビオーロ品種の高貴な特徴を感じ取れ、さびたようなミネラル感が特徴。洗練され際立ったミネラルの風味を与えるのである。白コショウや生姜といったスパイス香とともにミントの香りの混じった清々しい芳香、またゼラニウムなどの花の香りやシトロン、ベルガモットといった柑橘系の香りも感じられる。ワインそのものは軽めでエレガントであるが、はっきりとしたタンニンが特徴だ。 これらの気候や土壌の特徴と、特に厳しく行われる剪定によって、1ヘクタール当たり2,500キロを超えることのない収穫量を生み出している。 アンティニオッティ・オディリオが生産するのは、ネッビオーロをベースとしたブラマテッラとコステ・デッラ・セージアの2種類のみである。醸造には壁に埋め込まれた形の伝統的なタンク(写真左)を使い、自己所有の森の木々からつくった13ヘクトリットルのオーク樽で熟成を行う。熟成期間はブラマテッラが36か月、コステ・デッラ・セージアが18か月である。 |
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【ワイナリー名】 | Az. Agricola Antoniotti Odilio アントニオッティ・オディリオ |
【所在地】 | Vicolo Antoniotti, 5 - 13868 Sostegno (Biella) PIEMONTE |
ピエモンテ州ビエッラ県ソステーニョ市 | |
【生産本数】 | 約8,000本 |
【所有畑】 | 約5ha |
【ホームページ】 | --- |